【100年前は書庫でした】鹿児島大学総合研究博物館 常設展示室
総合研究博物館 常設展示室の建物は、鹿児島大学農学部前身の鹿児島高等農林学校時代の1928(昭和3)年に、図書館書庫として建てられたものです。
鹿児島高等農林学校(1908・明治41年開校)
高等農林学校時代の図書館は、講堂という建物に附属した施設でした。
講堂
講堂の南側に接して図書館事務室があり、書庫と閲覧室が渡り廊下でつながった、三つの施設からなっていました。
講堂付近 構内図
1911(明治44)年に建てられた石造書庫
当初、書庫は石造でしたが、内部の棚がシロアリの害に遭い、1928(昭和3)年に、鉄筋コンクリート造の建物に建て替えられました。
1945(昭和20)年6月17日の鹿児島空襲において、高等農林学校も焼夷弾攻撃の標的となり、本館をはじめ学校施設の約半分が炎のなかで灰燼に帰し、膨大な損失を被っています。そのとき講堂は着火したにもかかわらず、幸いにも学生の消火活動によって救われました。
空襲で多くの施設を失い、また戦後の復興や新たな大学改革のなかで高等農林学校時代の木造建物は次々と姿を消して行き、最後に唯一残った学校施設が、旧図書館書庫でした。
旧図書館書庫(改修前)
総合研究博物館常設展示室として改装された旧図書館書庫は、鹿大の歴史を語る建物として、重要な役割を担っています。
2004年5月開館
鹿児島大学総合研究博物館 常設展示室
鹿児島大学総合研究博物館 常設展示室
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