鹿大百景:春の雪景色 ナンジャモンジャ(ヒトツバタゴ)




今週ご紹介した、ナンジャモンジャ(ヒトツバタゴ)は、毎年4月の中頃、ちょうど新年度の授業が開始されるこの時期に、純白の花を木いっぱいに一斉に咲かせます。
   


芽吹いたばかりの新緑の葉の上に、雪が積もったかのような、この見事な「春の雪景色」。  
桜とならんで、毎年楽しみな景色のひとつです。
  
 
  
ヒトツバタゴ Chionanthus retusus はモクセイ科の植物で、日本では対馬や愛知県東部だけに分布しています。
  


 
  
ヒトツバタゴは、普通は羽状複葉の葉をもつトネリコ(タゴ)の仲間でありながら、葉が単葉なので、「ヒトツバ」の名があります。 
また、材は堅く、「ナタオラシ」(鉈折らし)の別名も。
  
 
 
標本番号 KAG075966 
採集年月日:1942/3/18 採集者名:内藤喬 採集地/県名:鹿児島県 鹿児島市 鹿児島大学
  

 
大学生活をスタートさせたばかりの、新入生さんたちの真っさらな気持ちを映すかのような、満開のヒトツバタゴ。
   
鹿大キャンパス・春の風物詩です。
  

 
 
参考:
堀田満『鹿児島大学構内に生きている植物たち』2001・西南日本植物情報研究所
内藤喬『鹿児島民俗植物記』1964・鹿児島民俗植物記刊行会




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