烏帽子岳で見た植物 モミ と ユズリハ

  
自然体験ツアー「烏帽子岳の植物」で観察した植物をご紹介しています。  


2025年10月5日(日)第24回自然体験ツアー「烏帽子岳の植物」   

  

 




こちらはモミです。
マツ科モミ属の常緑針葉樹で、樹高は30メートルを超す大木に成長します。
モミ属は北半球に約40種、日本にはこのモミのほかに、ウラジロモミ、トドマツなど5種が固有種として分布します。
「モミ」といえば、クリスマスツリーのイメージが強いですが、じつは日本でも古くから、建築材や庭木として用いられてきた、なじみの深い樹木です。 

ヨーロッパでは古来、常緑樹であるモミのなかまは、冬でも葉が枯れないことから強い生命力をもつ神聖な木と考えられてきました。  
 
日本では同じく冬でも青々とした常緑樹のマツが、新しい生命力の象徴、神様が宿る木とされ、お正月に門松飾りを立てる風習として根付きました。  
また、門松飾りには、松・竹・梅のほかに南天や千両、紅白の葉牡丹など、縁起のよい植物が添えられますね。
 

こちらのユズリハも、門松飾りに使われる植物の一つです。 

 



ユズリハ(譲葉)はその名の通り、新葉が出ると古い葉が場所を譲るように落ちることから、「世代交代」、「子孫繁栄」の象徴とされ、お正月の縁起物として門松やしめ飾り、鏡餅の飾りとして使われます。



葉が落ちた跡の葉痕が観察できます。

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